
発酵は、人が自然と共に価値を育てる行為です。菌と時間が生み出す変化を観察しながら、日本文化に受け継がれてきた発酵の知恵を研究しています。
Gastronomy
一之瀬愛衣
自然の中には、まだ名前の付いていない価値がある。
風土が育てた食材。
受け継がれてきた文化。
人々の営みの中で積み重ねられてきた時間。
それらは静かにそこにありながら、気づかれないまま通り過ぎてしまうことがある。私は旅をしながら、その土地に眠る物語を探している。
海の匂い。
土の温度。
人の記憶。
料理とは、そうした目には見えないものを一皿に映し出す行為だと思う。食を通して、人と自然、人と文化との距離を少しだけ近づけたい。そして、日本文化が持つ自然哲学と精神性を、世界と未来へつないでいきたい。
旅を通して出会う、
自然と文化の時間を一皿に。
私の原点には琵琶湖がある。水や風、湿度、季節の移ろいを身近に感じながら育った。その経験から、自然は人間の外側に存在するものではなく、私たち自身もまた大きな循環の一部であると考えている。日本には、自然を支配するのではなく受け入れ、時間とともに価値を育む知恵がある。発酵や熟成、和紙や漆に息づく精神性は、その象徴である。旅は文化と文化をつなぎ、土地と世界を結ぶ行為である。私は旅を通して出会った自然や文化、人々の営みを食体験へと解釈し、新たな循環を創造していく。
未来のガストロノミーを探求するための実験室

発酵は、人が自然と共に価値を育てる行為です。菌と時間が生み出す変化を観察しながら、日本文化に受け継がれてきた発酵の知恵を研究しています。

熟成とは、時間を価値へ変える技術です。食材が持つ可能性を引き出し、人と時間との関係性を探求しています。

発酵、熟成、保存文化、海洋資源、工芸、地域文化。さらに建築や森林、循環型社会なども視野に入れながら、自然と人との新しい関係性を探求していきます。
背景にある思想や学び、気づきを記録

日々の活動の中で生まれる問いや思考の記録です。
自然との関係性、文化の継承、ガストロノミーの可能性などについて考えていることを言葉にしていきます。
料理の背景にある思想を共有する場所でもあります。

訪れた土地で見た風景。出会った人々。その土地に流れる時間。
旅の中で感じたことや学んだことを記録していきます。
旅は私にとって、世界を知るための手段であり、日本文化をより深く理解するための学びの場でもあります。

発酵、熟成、海洋資源、工芸、保存文化。
LAB SOLUNAで進めている研究や実験、仮説や発見を記録しています。
完成された答えではなく、未来のガストロノミーへ向かう思考の過程そのものを公開していきます。
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